2026年度の中学入試で最も注目された話題が「サンデーショック」です。2月1日が日曜日にあたるのは11年ぶり。プロテスタント系の学校が入試日を変更したことで、首都圏の中学受験の勢力図が大きく変わりました。

本記事では、サンデーショックの仕組みから具体的な影響、実際の受験動向までを詳しく解説します。

サンデーショックとは?

「サンデーショック」とは、中学受験の解禁日である2月1日が日曜日にあたる年に発生する現象です。キリスト教(プロテスタント系)の学校では、日曜日は礼拝の日として入試を実施しないため、試験日を翌日以降に変更します。

これにより、通常は同日試験で併願できない学校同士の併願が可能になり、受験戦略が大きく変わります。

入試日を変更した主要校(2026年度)

学校名 通常の試験日 2026年度の試験日
女子学院中学校 2月1日 2月2日(月)
立教女学院中学校 2月1日 2月2日(月)
東洋英和女学院中学部 2月1日 2月2日(月)

最大の注目:桜蔭×女子学院の併願が実現

今年度のサンデーショック最大のインパクトは、女子御三家の桜蔭中学校と女子学院中学校の併願が可能になったことです。

通常年は桜蔭も女子学院も2月1日に入試を実施するため、どちらか一方しか受験できません。しかし2026年度は女子学院が2月2日に移動したため、「2月1日に桜蔭、2月2日に女子学院」という夢の併願パターンが実現しました。

約1,460人の受験生が移動

ダイヤモンド・オンラインの報道によると、女子学院だけで700〜800名規模の受験生が2月1日から2月2日に移動。試験日を変更した学校全体では約1,460人の受験生移動が発生したとされています。

この大規模な移動により、以下のような影響が出ています。

サンデーショックの主な影響

影響 詳細
2月1日の一部女子校が「穴場」に 女子学院志望層が2月2日に移動したことで、2月1日の上位女子校の競争が緩和された可能性
2月2日の競争が激化 女子学院に加え、立教女学院・東洋英和なども2月2日に集中し、2日の受験が過密に
併願パターンの多様化 桜蔭+女子学院、桜蔭+立教女学院など、例年にない組み合わせが可能に
午後入試が緩和効果 2020年前後から定着した午後入試が、日程の混乱を和らげる役割を果たした

保護者が知っておくべきポイント

1. 繰り上げ合格への影響

桜蔭+女子学院の併願が可能になったことで、両方に合格した場合の辞退が増加します。これにより、例年より繰り上げ合格が多く出る可能性があります。2月中旬以降の電話連絡に備えておきましょう。

2. 次のサンデーショックはいつ?

2月1日が再び日曜日になるのは2032年です。6年後まで発生しないため、今年度の経験は貴重なデータとなります。

3. 男子校への影響は限定的

サンデーショックは主にプロテスタント系の女子校に影響するため、男子御三家(開成・麻布・武蔵)や共学校には直接的な試験日変更はありません。ただし、併願校の組み合わせが変わることで間接的な影響は受けています。

2026年度サンデーショックの総括

11年ぶりのサンデーショックは、特に女子の受験戦略に大きな影響を与えました。桜蔭と女子学院の併願実現は歴史的な出来事であり、今後の合格実績データや塾の分析が注目されます。

現在も各校で合格発表が続いており、繰り上げ合格を含めた最終的な結果が出揃うのは2月下旬〜3月上旬になる見込みです。

※ 本記事の情報は2026年2月6日時点のものです。
※ 参考:ダイヤモンド・オンライン、塾選ジャーナル、リセマム、進学塾VAMOS

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