2026年度の中学受験は、サンデーショックだけでなく、学校の新設・改称、出題傾向の変化、受験者数の動向など多くの注目ポイントがありました。来年以降の受験を見据えている保護者の方にも参考になる、2026年度入試のトレンドを総まとめします。

2026年度の注目校:新設・改称

明治大学付属世田谷中学校(旧:日本学園中学校)

2026年4月より、日本学園中学校が「明治大学付属世田谷中学校」に改称しました。明治大学の付属校となることで、大学への内部進学が可能になり、注目度が急上昇しています。

  • 所在地:東京都世田谷区
  • ポイント:明治大学への推薦枠が設定される見込み
  • 注目理由:大学付属校志向の高まりと共学化の流れに合致

北里大学附属順天中学校・高等学校(旧:順天中学校)

2026年4月より、順天中学校が「北里大学附属順天中学校・高等学校」に改称。医療・生命科学系を目指す受験生からの注目が集まっています。

  • 所在地:東京都北区
  • ポイント:北里大学との連携による理系教育の強化
  • 注目理由:医学部人気の高まりを背景に、附属校としての価値が向上

受験者数の動向

首都圏の中学受験者数は減少傾向

年度 受験者数(推計) 受験率 備考
2024年度 約65,600人 過去最高水準
2025年度 約62,200人 21.5% 10年ぶりの減少
2026年度 集計中 サンデーショックの特殊要因あり

2025年度に10年ぶりの受験者数減少が確認されました。少子化の影響が受験者数にも表れ始めている可能性があります。ただし、受験率自体は依然として高水準を維持しており、「中学受験離れ」とまでは言えない状況です。

入試制度・出題傾向の変化

面接廃止の流れが加速

近年、入試での面接を廃止する学校が増加しています。2026年度もこの流れは続き、学力試験中心の選抜方式へ移行する動きが目立ちました。保護者としては面接対策の負担が減る一方、ペーパーテストの得点力がより重要になっています。

出題内容の難化傾向

各塾の解答速報分析によると、2026年度入試では以下のような傾向が見られます。

  • 算数:思考力・論理力を問う問題が増加。単純な計算問題は減少傾向
  • 国語:記述問題の配点が増加する学校が多い
  • 理科・社会:時事問題との融合問題が出題されるケースが増加

学校選びのトレンド変化

最難関志向の緩和

近年の傾向として、御三家への一極集中が緩和されつつあります。偏差値だけでなく、校風・教育内容・通学距離などを総合的に判断して学校を選ぶ家庭が増えています。

中堅上位の共学校に人気集中

偏差値よりも校風重視」の流れの中で、特に中堅上位の共学校(広尾学園、三田国際学園など)への人気が高まっています。英語教育やICT教育に力を入れる学校が支持を集める傾向が顕著です。

大学付属校人気は継続

大学入試改革の不透明さを背景に、大学付属校の人気は2026年度も継続しています。明治大学付属世田谷中(旧日本学園)の改称もこの流れを象徴する出来事と言えます。

来年度(2027年度)受験生へのアドバイス

  1. サンデーショックは2032年まで発生しないため、来年度は通常の日程に戻ります。併願戦略は例年通りで計画しましょう。
  2. 思考力重視の出題傾向に備え、単なる暗記学習ではなく「なぜそうなるのか」を考える学習習慣を身につけましょう。
  3. 新設・改称校の動向をチェック。来年度も校名変更やコース新設が予定されている学校があります。
  4. 受験者数の動向は引き続き注視。減少傾向が続くか、反転するかで競争環境が変わります。

※ 本記事の情報は2026年2月6日時点のものです。
※ 参考:ダイヤモンド・オンライン、スペックTOMAS、リセマム、インターエデュ

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