

聖心女子学院は、東京都港区白金に位置するカトリック系の私立女子校です。初等科から高等科までの12年間を通じた一貫教育を行っており、独自の4-4-4制カリキュラムが大きな特徴となっています。
本記事では、聖心女子学院の高等科の偏差値をはじめ、中等科の入試情報、学費、進学実績、教育の特徴まで詳しく解説します。受験を検討されている保護者の方はぜひ参考にしてください。
聖心女子学院高等科は、初等科・中等科からの完全内部進学制を採用しているため、高校受験による外部募集は行っていません。そのため、一般的な高校偏差値ランキングには掲載されないケースが多くなっています。
ただし、各種情報サイトでは参考値として高等科の偏差値が掲載されている場合があります。聖心女子学院高等科の難易度を把握するには、中等科への入学時点での偏差値や、卒業生の大学進学実績から総合的に判断することが重要です。
聖心女子学院中等科の偏差値は52前後とされています。なお、2014年度以降、帰国生入試を除いて中学入試は廃止されており、現在は初等科5年次での編入試験と帰国生入試のみ外部からの入学機会があります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 中等科 偏差値(参考) | 52 |
| 高等科 外部募集 | なし(完全内部進学) |
| 中等科 帰国生入試 | 約10名募集 |
| 初等科5年 編入 | 約24名募集 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 聖心女子学院初等科・中等科・高等科 |
| 所在地 | 東京都港区白金4-11-1 |
| 電話番号 | 03-3444-7671 |
| 設立区分 | 私立 |
| 男女区分 | 女子校 |
| 公式サイト | https://www.tky-sacred-heart.ed.jp/ |
聖心女子学院は、1908年(明治41年)に創立された100年以上の歴史を持つ伝統校です。カトリックの「聖心会」が設立母体であり、世界30か国以上に姉妹校を持つ国際的なネットワークが大きな強みとなっています。
聖心女子学院の最大の特徴は、12年間の一貫教育を4年ごとの3つのステージに分けた4-4-4制です。一般的な6-3-3制とは異なり、女子の発達段階に合わせた独自のカリキュラムを展開しています。
| ステージ | 学年 | テーマ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1st Stage | 初等科1~4年 | 基礎・基本の徹底 | 少人数クラスで基礎学力の土台を構築 |
| 2nd Stage | 初等科5年~中等科2年 | 定着・習熟・伸長 | 教科担任制で自主的な学習姿勢を確立 |
| 3rd Stage | 中等科3年~高等科3年 | 応用・発展・深化 | 進路に対応した専門的な学びを実践 |
この4-4-4制により、小学校から中学校へ進学する際に起こりがちな「中1ギャップ」を解消し、なめらかな学びの接続を実現しています。特に2nd Stageでは、初等科5年生から教科担任制を導入し、中等科との一体的な指導を行っています。
聖心女子学院では、中等科1年から少人数制の英語授業を実施しています。1クラスを2分割した少人数クラスで週6時間の授業が行われ、うち1時間はネイティブスピーカーによる指導です。
使用教材は「Progress in English 21」で、リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4技能をバランスよく育成します。高等科2年からは複数の選択英語科目が設けられ、より専門的な英語力を磨くことができます。
世界30か国以上にある聖心会の姉妹校ネットワークを活かした海外体験学習プログラムが充実しています。各学年の約15%が海外生活経験者であり、帰国生にとっても安心して学べる環境が整っています。
中等科では帰国生入試を実施しており、毎年約10名の帰国生を受け入れています。帰国生に対しては、担任・学年・教科・委員会・クラブ活動など複数の教員が連携してサポートする体制が構築されています。
聖心女子学院の教育方針は、以下の3つの柱で構成されています。
これらの教育方針に基づき、単に学力の向上だけでなく、社会に貢献できる自立した女性の育成を目指しています。
聖心女子学院では、2014年度以降、帰国生を除く中学入試を廃止しています。現在、外部からの入学機会は以下の2つに限られています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集人数 | 約24名(女子のみ) |
| 試験科目 | 2教科・作文・面接 |
| 試験日 | 1月13日 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集人数 | 約10名(女子のみ) |
| 対象 | 海外在住経験のある帰国生 |
| 選考方法 | 学科試験・面接 |
高等科への外部からの入学募集は行っていないため、聖心女子学院への入学を希望する場合は、初等科1年、初等科5年編入、または中等科帰国生入試のいずれかでの受験が必要です。
聖心女子学院の中等科・高等科の学費について、参考情報をまとめます。
| 費用項目 | 金額(年額) |
|---|---|
| 入学金 | 300,000円 |
| 学校設備費(入学時) | 160,000円 |
| 初年度納入金合計 | 約1,290,000円 |
| 2年目以降の年間費用 | 約830,000円 |
上記のほか、授業料(年額約528,000円)、維持費(年額約82,000円)、教材費(年額約50,000円)、保護者後援会費(年額約50,000円)などが含まれます。また、ICT機器費として学年に応じた追加費用(約15万円前後)が必要となる場合があります。
最新の学費情報については、聖心女子学院公式サイトにてご確認ください。
聖心女子学院高等科の卒業生は、聖心女子大学への姉妹校推薦をはじめ、難関大学への合格実績を多数持っています。
2025年度の卒業生数は106名で、進路の内訳は以下の通りです。
| 進学先分類 | 割合 | 人数 |
|---|---|---|
| 聖心女子大学(姉妹校推薦) | 21.7% | 23名 |
| 国内他大学等 | 68.0% | 72名 |
| 分野 | 割合 | 人数 |
|---|---|---|
| 人文・教育・国際 | 27.8% | 20名 |
| 法律・経済・経営・商 | 29.1% | 21名 |
| 医・歯・薬 | 18.1% | 13名 |
| 理工・農・看護他 | 22.2% | 16名 |
| 芸術 | 2.8% | 2名 |
| 大学名 | 合格者数 |
|---|---|
| 東京大学 | 2名 |
| 慶應義塾大学 | 14名 |
| 上智大学 | 13名 |
| 早稲田大学 | 8名 |
| 中央大学 | 4名 |
| 青山学院大学 | 3名 |
| 昭和大学 | 3名 |
| 北里大学 | 3名 |
聖心女子学院高等科では、早慶上理ICUに53名、GMARCHに34名の合格者を輩出しています。卒業生106名という少人数ながら、東京大学への合格者も出しており、難関大学への進学指導の手厚さがうかがえます。
聖心女子学院高等科は、以下のような難関大学の指定校推薦枠を保有しています。
| 大学名 | 学部 | 推薦枠 |
|---|---|---|
| 慶應義塾大学 | 法学部(法律学科・政治学科) | 2名 |
| 慶應義塾大学 | 理工学部 | 2名 |
| 上智大学 | 法学部(法律学科・国際関係法学科) | 2名 |
| 学習院大学 | 理学部 | 2名 |
このほかにも多数の指定校推薦枠があり、聖心女子大学への姉妹校推薦と合わせて、生徒一人ひとりの進路希望に応じた多様な選択肢が用意されています。
聖心女子学院では、運動部・文化部ともに多彩な部活動が活動しています。
English Drama部やオーケストラ部など、聖心女子学院ならではの文化的な活動が充実しているのが特徴です。国際色豊かな校風を反映し、英語での演劇活動なども盛んに行われています。
聖心女子学院は、以下のようなご家庭に特におすすめの学校です。
聖心女子学院は、高等科への外部募集がないため一般的な「高等科偏差値」は存在しませんが、中等科の参考偏差値は52前後です。4-4-4制の独自カリキュラム、充実した英語教育、世界的な姉妹校ネットワークなど、他校にはない魅力が多数あります。
進学実績では、卒業生106名中、東京大学2名、慶應義塾大学14名、上智大学13名、早稲田大学8名と、少人数ながら難関大学への高い合格率を誇ります。聖心女子大学への姉妹校推薦に加え、豊富な指定校推薦枠も魅力です。
入学を検討される場合は、初等科1年次の入学、初等科5年次の編入試験(約24名)、または中等科の帰国生入試(約10名)が外部からの入学機会となります。最新の入試情報や学費の詳細は、聖心女子学院公式サイトをご確認ください。