
名古屋国際中学校・高等学校は、愛知県名古屋市昭和区に位置する私立の中高一貫校です。NUCB名古屋商科大学の系列校として、「フロンティア・スピリット」を建学の精神に掲げ、世界と日本の未来を担う国際人の育成を目指しています。
東海地区で唯一の国際バカロレア・ディプロマプログラム(IBDP)認定校であり、文部科学省指定のスーパーグローバルハイスクール(SGH)アソシエイト校でもあります。帰国子女や海外子女が全体の約25%を占め、多文化・多言語環境のなかでグローバルな視野を養える点が大きな特色です。
この記事では、「名古屋国際 偏差値」をはじめ、入試情報・学費・コース紹介・進学実績まで、受験を検討するご家庭が知っておきたい情報を網羅的にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 名古屋国際中学校・高等学校 |
| 設置者 | 学校法人栗本学園(NUCB名古屋商科大学系列) |
| 所在地 | 愛知県名古屋市昭和区広路本町1丁目 |
| アクセス | 地下鉄鶴舞線・桜通線「御器所」駅 2番出口より徒歩約7分 |
| 課程 | 中高一貫課程 / 高等学校課程 |
| 設置学科 | 普通科(グローバル探究コース・国際バカロレアコース) / 国際教養科 |
| 中学設置年 | 2003年(平成15年) |
| 国際認定 | 国際バカロレア(MYP・DP)認定校 / SGHアソシエイト校 |
名古屋国際の偏差値は、中学入試と高校入試で大きく異なります。以下の表にまとめました。
| 区分 | 学科・コース | 偏差値(2026年度) |
|---|---|---|
| 中学校 | 中高一貫課程 | 35 |
| 高等学校 | 普通科 | 49 |
| 高等学校 | 国際教養科 | 47 |
中学入試の偏差値は35と比較的入りやすい数値ですが、これは一般的な学力テストの基準であり、国際バカロレア認定校として英語力やグローバルな資質を重視する独自の選抜が行われるためです。単純な偏差値だけでは測れない教育の質と進路実績がある点に注目してください。
高校入試では普通科が偏差値49、国際教養科が偏差値47となっています。愛知県内の私立高校のなかでは中堅レベルに位置しますが、国際バカロレアプログラムや海外大学への進学実績など、偏差値以上の付加価値がある学校といえます。
| 日程 | 出願開始 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| A日程 | 12月8日 | 1月6日 | 1月8日 |
| B日程 | 12月8日 | 1月9日 | 1月12日 |
| グローバル日程 | 1月5日 | 1月16日 | 1月18日 |
| クラス | 試験科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 一般クラス | 国語・算数・理科・社会 | 各100点(計400点) |
| インターナショナルクラス | 国語・算数・英語・社会または理科 | 各100点(計400点) |
面接も実施され、出願書類・学力試験・面接をもとに総合的かつ多面的に合否が判断されます。インターナショナルクラスでは英語が必須科目となるため、帰国子女や英語学習経験のある受験生に適した選抜方式です。
名古屋国際高等学校では、生徒の目標や適性に合わせた3つのコース・学科を設置しています。
文部科学省「地域と協働による高等学校教育推進事業(グローカル型)」の指定校として、自治体・大学・産業界とコンソーシアムを構築しています。地域課題からSDGsの達成を目指す探究的なカリキュラムを実践し、世界へ自らの考えを発信できる人材を育成するコースです。国内の大学進学を中心に、幅広い進路選択が可能です。
高校2年からの2年間、国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(IBDP)に取り組みます。IBDP最終試験に合格すると、国際的に通用する大学入学資格が付与され、世界各国の大学への進学ルートが開かれます。東海地区で唯一のIBDP認定校であり、海外大学進学を目指す生徒にとって大きなアドバンテージとなります。
語学教育、特に英語教育に特化した学科です。10名のネイティブインストラクターによる少人数制授業は全て英語で実施され、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランスよく伸ばします。高校2年次からは第2外国語(フランス語または中国語)の学習も始まり、多言語対応力を養成します。推薦入試を活用した私立大学への進学を目指す生徒が多い学科です。
| クラス | 特徴 | 対応するIBプログラム |
|---|---|---|
| 一般クラス | 基礎学力の定着と幅広い教養の習得 | – |
| インターナショナルクラス | 国際バカロレア教育を中学段階から実施 | MYP(ミドルイヤーズプログラム) |
インターナショナルクラスでは、中学校段階からMYPカリキュラムを履修し、高校の国際バカロレアコース(DP)への接続を見据えた一貫教育を受けることができます。
| 費目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 入学金 | 220,000円 | 入学時のみ |
| 授業料(前期) | 287,400円 | 年2回納入 |
| 授業料(後期) | 287,400円 | 年2回納入 |
| 空調費(前期) | 3,750円 | 年2回納入 |
| 空調費(後期) | 3,750円 | 年2回納入 |
| 年間学費合計 | 約818,900円 | 生徒会費等含む |
| 費目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 入学金 | 220,000円 | 入学時のみ(中高一貫生は教育振興費100,000円) |
| 授業料(前期) | 287,400円 | 年2回納入 |
| 授業料(後期) | 287,400円 | 年2回納入 |
授業料にはスライド制が適用されており、2年次以降に改定される場合がありますが、上昇幅は対前年で3%以内に抑えられています。中高一貫課程から高等学校へ進学する場合は、入学金の代わりに教育振興費100,000円の納入が必要です。最新の学費情報は公式サイトの学費・諸経費ページでご確認ください。
名古屋国際高等学校の進学実績は、国内大学だけでなく海外大学への合格者数が際立っている点が特徴です。
| 大学グループ | 主な合格大学 |
|---|---|
| 旧帝大・難関国立 | 北海道大学、岡山大学、鹿児島大学 |
| 早慶上理ICU | 早稲田大学、慶應義塾大学 |
| GMARCH | 法政大学、立教大学 |
| 関関同立 | 同志社大学、立命館大学、関西学院大学 |
| 医歯薬系 | 愛知医科大学、藤田医科大学 |
| 系列校 | 名古屋商科大学 |
名古屋国際高校は、海外大学合格ランキングで全国16位にランクインしており、愛知県内では国公立校を含めて唯一のランクイン校です。週刊東洋経済の特集でも中部地区2位の海外大学合格者数を記録しています。
国際バカロレア・ディプロマを取得した生徒は、そのスコアを用いて世界各国の大学に出願できるため、イギリス、オーストラリア、カナダ、チェコなど多様な国の大学への進学実績があります。チェコ国立マサリク大学医学部への合格者も輩出しており、海外で医学を学ぶルートとしても注目されています。
最新の進学実績データは公式サイトの大学合格実績ページで公開されています。
名古屋国際は中学校でMYP(ミドルイヤーズプログラム)、高校でDP(ディプロマプログラム)を提供する、東海地区唯一のIB一貫教育校です。IBプログラムでは、批判的思考力・探究心・国際的視野を育む教育が行われ、世界で通用する学力と人間力を同時に養います。
10名のネイティブインストラクターが在籍し、少人数クラスでの英語イマージョン教育を実施しています。生徒の約25%が帰国子女・海外子女であり、日常的に多言語・多文化に触れられる環境は、他校にはない大きな強みです。高校では第2外国語(フランス語・中国語)の選択も可能で、トリリンガル教育にも対応しています。
NUCB名古屋商科大学の系列校としてのネットワークを活かし、大学との連携プログラムや海外提携校との交流が活発に行われています。SGHアソシエイト校としての取り組みでは、地域課題をグローバルな視点で捉え、解決策を英語で発信する探究学習が実践されています。
名古屋国際中学校・高等学校に対する口コミは、国際教育の充実度について高い評価がある一方で、一般入試からの入学者にとっての課題も指摘されています。
| 評価ポイント | 内容 |
|---|---|
| 高評価 | 帰国生やネイティブ教員が多く、日常的に英語に触れられる環境が整っている |
| 高評価 | 国際バカロレアプログラムにより海外大学への進学ルートが確保できる |
| 高評価 | 多文化環境で国際感覚が自然と身につく |
| 注意点 | 英語が得意でない生徒は授業についていくのに苦労する場合がある |
| 注意点 | 帰国子女中心の授業構成のため、公立中学から進学する場合は語学力の事前準備が重要 |
総合的に見ると、英語力やグローバル志向を持つ生徒・ご家庭にとっては、偏差値以上の価値を提供してくれる学校です。一方で、入学前にある程度の英語力を身につけておくことが、充実した学校生活を送るための鍵となります。
名古屋国際中学校の偏差値は35です。ただし、国際バカロレア認定校として英語力やグローバルな資質を重視する選抜が行われるため、一般的な偏差値だけでは学校の教育レベルを測ることはできません。
2026年度の名古屋国際高等学校の偏差値は、普通科が49、国際教養科が47です。愛知県の私立高校のなかでは中堅レベルですが、海外大学合格ランキング全国16位の実績があり、進学の選択肢の広さでは偏差値上位校に匹敵します。
中学校の一般クラスでは、入試科目は国語・算数・理科・社会であり、英語は必須ではありません。ただし、インターナショナルクラスを希望する場合は英語の試験が課されます。高校入試でも、普通科グローバル探究コースでは英語が得意でなくても受験可能です。
中学校・高校ともに授業料は年間約574,800円(前期・後期各287,400円)で、入学金220,000円、空調費・生徒会費等を含めた年間合計は約818,900円です。詳細は公式サイトをご確認ください。
名古屋国際中学校・高等学校は、中学偏差値35・高校偏差値47~49と数値だけを見ると中堅レベルですが、東海地区唯一の国際バカロレア認定校としての教育内容は非常に充実しています。海外大学合格ランキング全国16位という実績が示すように、グローバルな進学先を視野に入れる生徒にとっては、偏差値以上の教育的価値を持つ学校です。
入学を検討される場合は、オープンスクールや学校説明会に参加して、実際の授業の雰囲気や生徒の様子を確認されることをおすすめします。最新の入試情報や学校の詳細は名古屋国際中学校・高等学校 公式サイトをご参照ください。