校風
神戸女学院では、一人一人が自主性をもって、自らの果たすべき責任を充分に果たす人間になるという意味での「自由」を大切にしてきました。この自由は、神の呼びかけにふさわしく応答しようとする者の態度を指します。つまり、他者のために自分が何をなすべきかを考え、自らの良心に従って、その役割や責任を果たそうとする態度を自由と呼んでいるのです。このような意味での自由な校風を象徴するものとして、神戸女学院には細かい校則がありません。創立以来、制服を採用していないのもその1つです。学院生活を通して生徒たちは校則によってではなく、自分で考え、判断する力を養い、良心に照らして自らを律することを学んでいきます。「生徒主体」という校風が守られているのも、この「自由」を大切にしているからです。