

青翔開智中学校・高等学校は、鳥取県鳥取市に所在する併設型中高一貫制の私立学校です。鳥取県東部で初めての中高一貫校として開校し、「探究・共成・飛躍」を建学の精神に掲げています。2018年度より文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されており、探究学習を軸とした先進的な教育で注目を集めています。
この記事では、青翔開智中学校・高等学校の偏差値をはじめ、入試情報、学費、進学実績、教育の特徴などを詳しく解説します。受験を検討されている保護者の方や受験生はぜひ参考にしてください。
青翔開智中学校・高等学校の偏差値は以下の通りです。
| 区分 | 偏差値 | 備考 |
|---|---|---|
| 中学校 | 51 | 鳥取県内私立中学校 |
| 高等学校 | 59 | 鳥取県内8位/48校中 |
高校の偏差値59は、鳥取県内の私立高校では4位(19校中)、全国では約1,527位(8,662校中)に位置しています。鳥取県内の私立校としては上位に入る学力レベルであり、中堅から上位層の生徒が集まる学校といえます。
中学受験における偏差値51は、基礎学力をしっかり身につけた上で対策を行えば十分に合格を狙えるレベルです。一方で高校の偏差値59は、県内トップクラスの公立校に次ぐ水準であり、相応の学力と準備が求められます。探究型の入試形式を採用しているため、単なる知識量だけでなく思考力や表現力も重要になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 青翔開智中学校・高等学校 |
| 設置者 | 学校法人鶏鳴学園(私立) |
| 共学・別学 | 共学 |
| 課程 | 併設型中高一貫校 |
| SSH指定 | 2018年度より指定(令和5年度にII期更新) |
| 所在地 | 鳥取県鳥取市国府町新通り3-301-2 |
| 電話番号 | 0857-30-5541 |
| 公式サイト | https://seishokaichi.jp/ |
青翔開智中学校・高等学校の最大の特徴は、探究学習を教育の中心に据えたカリキュラムにあります。「図書館の中に学校がある」というコンセプトのもと、学校図書館を情報ハブとして活用し、全教科の学びと探究活動を有機的に結びつけています。
全学年で週2~3時間の探究学習の授業が設けられており、生徒は身の回りの社会課題を見つけ、その解決のためのアイデアを出し、工夫・模索するプロセスを繰り返します。中学1年次から高校2年次まで「探究基礎」の授業が段階的に展開され、以下のような流れで進みます。
| 学年 | 探究学習の内容 |
|---|---|
| 中学1~3年 | 探究の基礎スキル習得、グループワーク中心の課題発見・解決 |
| 高校1年 | 個人テーマの設定、研究手法の学習 |
| 高校2年 | 修了論文の執筆、最終プレゼンテーション |
| 高校3年 | 探究の成果を活かした進路実現 |
青翔開智は2018年度に文部科学省よりSSHの指定を受け、令和5年度にはII期として更新されました。SSHの取り組みでは、先進的な科学技術や理数教育を通じて、生徒の科学的能力や科学的思考力を育成しています。探究スキルラーニングを通じて各教科の授業と探究の授業をつなぎ、教育課程全体で探究活動の質を向上させることを目指しています。
生徒ひとり1台のiPadを活用し、タブレット端末やインターネットなどの情報機器をツールとして情報収集や分析を行います。ICTを活用した探究型学習は、生徒の主体的な学びを促進する重要な要素となっています。
青翔開智では校則を生徒自身が決める仕組みを採用しています。学校から押しつけるのではなく、「どうすれば快適な学校生活を送れるか」という視点で生徒が主体的にルールを作っていきます。この自主性を重視する校風は、探究学習の精神とも通じるものがあります。
青翔開智中学校・高等学校の学費は以下の通りです。
| 費目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 入学金 | 100,000円 | 入学時一括納入 |
| 生徒会入会金 | 1,000円 | 入学時一括納入 |
| 入学時納入金合計 | 102,000円 | – |
上記のほか、月額の授業料や教育振興費が必要となります。保護者の所得に応じて、就学支援金により月額9,900円~36,500円が免除される場合があります。また、兄弟姉妹が在籍している場合、2人目以降は入学金から60,000円が免除されます。
その他、学年費、副教材費、制服代、体操服・体育用品代、iPad購入費、スポーツ保険料などの実費が別途必要です。詳細な学費については公式サイトの学費ページをご確認ください。
青翔開智中学校の入試は2日間にわたって実施される独自の形式を採用しています。
| 日程 | 試験内容 |
|---|---|
| 1日目 | 国語・算数・英語の学力検査、グループワーク |
| 2日目 | 個人面接、書類審査 |
グループワークや個人面接を取り入れている点は、探究学習を重視する青翔開智ならではの特徴です。単なる学力試験だけでなく、コミュニケーション能力や思考力、表現力も評価の対象となります。
| 年度 | 倍率 |
|---|---|
| 2023年度 | 1.19倍 |
| 2022年度 | 1.14倍 |
入試倍率は1倍台前半で推移しており、極端な高倍率ではありません。しかし、グループワークや面接を含む総合的な評価方式であるため、しっかりとした準備が必要です。
最新の生徒募集要項は、入試説明会で配布されるほか、10月以降に公式サイトの問い合わせフォームからも請求可能です。詳しくは公式サイトの入試情報ページをご確認ください。
青翔開智高等学校の大学合格実績は年々向上しており、探究学習を活かした総合型選抜や学校推薦型選抜で多くの合格者を輩出しています。
| 大学区分 | 主な合格先 | 合格者数 |
|---|---|---|
| 私立大学 | 龍谷大学 | 18人 |
| 私立大学 | 立命館大学 | 11人 |
| 私立大学 | 近畿大学 | 10人 |
過去の卒業生からは、以下の国公立大学への合格者が出ています。
| 大学名 |
|---|
| お茶の水女子大学 |
| 東京学芸大学 |
| 電気通信大学 |
| 帯広畜産大学 |
| 富山大学 |
| 滋賀大学 |
| 鳥取大学 |
| 島根大学 |
| 岡山大学 |
| 香川大学 |
| 公立鳥取環境大学 |
| 県立広島大学 |
青翔開智の進学実績で注目すべきポイントは以下の通りです。
最新の合格実績は公式サイトの合格実績ページで確認できます。
青翔開智中学校・高等学校の教育方針や特徴を踏まえると、以下のような生徒に特におすすめの学校です。
| タイプ | おすすめの理由 |
|---|---|
| 探究心が旺盛な生徒 | 全学年で探究学習が充実しており、自分の興味関心を深く掘り下げる環境が整っている |
| 総合型選抜での大学進学を考えている生徒 | 探究活動の実績がそのまま入試でのアピール材料になる |
| 理数系に興味がある生徒 | SSH指定校として科学的探究能力を高める教育プログラムが充実 |
| 自主性を重んじる生徒 | 校則を自分たちで決める校風など、主体性を育む環境がある |
| 鳥取県で中高一貫教育を受けたい生徒 | 県東部初の中高一貫校として、6年間の一貫した教育を提供 |
青翔開智中学校・高等学校は、中学校の偏差値51、高等学校の偏差値59の鳥取県内上位の私立中高一貫校です。最大の特徴は「探究・共成・飛躍」を掲げた探究学習中心のカリキュラムにあり、SSHの指定を受けた理数教育や、図書館を核とした独自の学習環境が整っています。
卒業生の約8割が総合型選抜・学校推薦型選抜で大学進学を果たしており、探究学習の成果が進路実現に直結している点も大きな魅力です。お茶の水女子大学や岡山大学をはじめとする国公立大学、立命館大学や近畿大学などの有力私立大学、さらには海外大学への合格者も輩出しています。
「自ら課題を見つけ、解決する力」を身につけたい生徒や、総合型選抜を視野に入れた大学進学を考えている生徒にとって、青翔開智は非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。