八雲学園中学校は、東京都目黒区に位置する私立の中高一貫校です。1938年に八雲高等女学校として創立された学校は、1947年の学制改革を経て現在の形となりました。当初は女子校でしたが、2018年に中学校が共学化され、2021年には高等学校も共学化されました。学園は、海外協定大学推薦制度を導入し、グローバル教育に力を入れています。
八雲学園は、毎朝の朝礼で「心によろこびをもちましょう。強いからだになりましょう。立派な生活を致しましょう。」という三つの言葉を生徒全員で復唱し、その日の活動に臨みます。学園は、服装マナーやクラス名の由来など、伝統を重んじる校風を持ちます。また、中学3年間では、ホームルーム以外の教員が生徒一人ひとりの学習や生活面の相談に乗るチューター制を導入しています。
八雲学園は、英語教育とグローバル教育に注力しています。中学生は週に2回、ネイティブスピーカーによるオールイングリッシュの授業を受け、高校生もオールイングリッシュの授業を受講します。英語祭やレシテーションコンテストなど、英語を使う行事も豊富にあります。特に注目すべきは、中学3年生全員が参加するアメリカ・カリフォルニア州での海外研修プログラムです。このプログラムでは、現地の教員による語学の授業のほか、文化体験や観光も行われます。
八雲学園中学校の入試は、算数、国語、理科、社会の4教科を中心に構成されており、基本レベルの問題が中心ですが、幅広い分野から出題されるため、各分野の基礎を固めることが重要です。入学費用は初年度納入金合計で約1,254,000円、中学3年間の費用総計は約3,002,000円となっています。これには受験料、入学金、授業料のほか、教材費や修学旅行費などが含まれますが、詳細は変更される場合があるため、学校の公式情報を確認することが必要です。
八雲学園中学校は、伝統を重んじつつも、グローバル教育に力を入れる私立中学校です。海外研修やオールイングリッシュの授業など、生徒が国際的な視野を持ち、世界で活躍できる能力を身につけるための教育が施されています。入学を考えている家庭は、教育内容や入試情報、費用などをよく理解し、準備を進めることが大切です。