十文字中学・高等学校は、東京都豊島区北大塚に位置する私立の女子中高一貫教育校です。この学校は、中学校から入学した内部進学生と高等学校から入学した外部進学生を対象に、選抜クラスと進学クラスで第2学年から混合して学級を編成する併設混合型中高一貫校としての特色を持っています。
1922年に文華高等女学校として設立された本校は、その後1937年に十文字高等女学校へと校名を改称しました。1947年には十文字中学校が、続いて1948年に十文字高等学校が開校しました。2012年には学園創立90周年、2022年には100周年を迎えるなど、長い歴史を持っています。創設者は、東京女子高等師範学校の同窓生である戸野みちゑ、斯波安、および十文字ことの3人です。
学校活動においては、学芸部と運動部、さらには多様な同好会が活発に活動しています。具体的には、文芸部、演劇部、英語部などの学芸部や、バスケットボール部、卓球部、サッカー部などの運動部、そしてコンピュータ同好会、JRC(青少年赤十字)、漫画同好会などの同好会があります。
サッカー部は特に注目されており、全日本高等学校女子サッカー選手権大会や全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会女子部門での優勝など、顕著な実績を挙げています。
学校では様々な教育プログラムを通じて、生徒の多様な才能を伸ばすことに力を入れています。例えば、総合学習の一環として華道を体験したり、ビジネスプラン・グランプリで学校賞を受賞するなど、実践的な学習機会が豊富に提供されています。
十文字中学・高等学校は、伝統と革新を重んじる教育方針のもと、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出すことを目指しています。学校は、これからも社会の変化に対応しながら、質の高い教育を提供し続けることでしょう。