

立命館中学校は、京都府長岡京市に位置する私立の中高一貫校です。「平和と民主主義」を教学理念に掲げ、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校としても知られています。立命館大学への内部進学ルートを持ちながら、京都大学や大阪大学など難関国公立大学への進学実績も豊富な点が大きな魅力です。
この記事では、立命館中学校の偏差値・入試情報・学費・コース内容・進学実績などを網羅的に解説します。中学受験を検討中の保護者の方はぜひ参考にしてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 立命館中学校・高等学校 |
| 所在地 | 京都府長岡京市調子一丁目1-1 |
| アクセス | 阪急「西山天王山駅」徒歩約8分/JR「長岡京駅」徒歩約15分 |
| 学校区分 | 私立・中高一貫校(共学) |
| 募集定員 | 約120名(内部進学者を除く外部募集枠) |
| 公式サイト | https://www.ritsumei.ac.jp/nkc/ |
立命館中学校の偏差値は、コースや入試方式によって異なります。以下の表に偏差値の目安をまとめました。
| コース | 偏差値(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| AL(アドバンスト)コース | 57~61 | 難関国公立・医学部志望者向け |
| CL(コアラーニング)コース | 51~55 | 立命館大学内部進学中心 |
男女ともに偏差値57.5前後が合格ラインの目安です。京都府内の私立中学校の中では上位に位置しており、しっかりとした受験対策が必要です。
偏差値57.5は、受験生全体の上位約20%に該当する水準です。同レベルの関西圏の中学校としては、同志社香里中学校や関西大学第一中学校などが挙げられます。合格には、算数を中心とした高い得点力が求められます。特に、算数では受験者平均と合格者平均の間に10点以上の開きがあり、算数の出来が合否を分ける傾向にあります。
立命館中学校には2つのコースが設けられており、生徒の進路目標に応じた指導が行われています。
ALコースは、難関国公立大学や医学部への進学を目指すコースです。高校ではMS(メディカルサイエンス)コースに接続し、より高度な学習を行います。学習内容はCLコースよりも発展的で、理数科目を中心にハイレベルな指導が展開されます。
CLコースは、基礎学力の定着と多面的な学びを重視するコースです。立命館大学や立命館アジア太平洋大学(APU)への内部進学を主な進路としており、大学受験にとらわれない幅広い教育活動が特徴です。
立命館高等学校は文部科学省のSSH指定校として23年以上の実績を持ち、理数系教育に力を入れています。独自の実験プログラムや研究活動を通じて、科学的思考力と探究心を育成しています。
立命館中学校の入試は、前期日程と後期日程の2回実施されます。前期が不合格でも後期に再挑戦できるため、チャンスが複数回あります。
| 日程 | 方式 | 科目選択 | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| 前期A日程(1月中旬) | A方式 | 2教科 / 3教科 / 4教科 | 調査書+個人面接あり |
| 前期B日程(1月中旬) | B方式 | 3教科 / 4教科 | 学力試験のみ |
| 後期日程(1月中旬翌日) | B方式 | 3教科 / 4教科 | 学力試験のみ |
| 科目型 | 科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 2教科型 | 国語・算数 | 各150点(計300点) |
| 3教科型 | 国語・算数・理科 | 各100点(計300点換算) |
| 4教科型 | 国語・算数・理科・社会 | 各100点(計400点を300点換算) |
3教科型では、「国語+算数+理科の合計×1.2」と「国語+理科の合計+算数×1.5」のうち高い方の点数で判定されます。4教科型では、これら2つに加えて「4科目の合計点」も考慮され、最も高い点数で合否が決まります。受験生に有利な判定方式となっています。
合格には300点満点中220点前後の得点が必要とされています。特に算数は差がつきやすい科目であるため、計算力・思考力の両方をバランスよく鍛えることが重要です。
立命館中学校の学費は以下のとおりです。
| 費用項目 | 金額 |
|---|---|
| 初年度納入金 | 約1,156,000円 |
| 年間学費(2年目以降) | 約1,036,000円 |
上記のほか、学校指定のiPad導入費、教材費、修学旅行積立金などが別途発生します。コースによって教材学級諸費が異なる場合がありますので、詳細は公式の募集要項をご確認ください。私立中学校としては標準的な水準ですが、6年間の総額を見据えた資金計画が大切です。
立命館中学校・高等学校は、内部進学と外部受験の両方で高い実績を残しています。
卒業生の約7~8割が立命館大学または立命館アジア太平洋大学(APU)に内部進学しています。附属校ならではの推薦制度により、高校での成績基準を満たせば進学が可能です。大学受験のプレッシャーなく、探究活動や課外活動に打ち込める環境が整っています。
| 大学名 | 合格者数(参考) |
|---|---|
| 京都大学 | 8名 |
| 大阪大学 | 複数名 |
| 神戸大学 | 複数名 |
| 医学部(国公立・私立計) | 13名 |
| 早稲田大学・慶應義塾大学 | 複数名 |
MSコース(高校)の生徒を中心に、京都大学をはじめとする旧帝大や国公立大学医学部への合格者を毎年輩出しています。附属校でありながら外部受験にも強い点は、立命館中学校の大きな強みです。
2014年に長岡京市へ移転した新キャンパスは、最新設備を備えた校舎が特徴です。プール、シアター、ICT対応の教室など、学習に集中できる環境が整っています。
中学では24の部活動、高校では29の部活動が活動しています。学業との両立を重視しており、和やかな雰囲気の中で活動する部が多いのが特徴です。文武両道を目指す生徒にとって、無理なく取り組める環境です。
口コミ評価は5点満点中4.1点と高評価で、京都府内の中学校ランキングでも上位に位置しています。真面目で落ち着いた生徒が多く、内部進学者と外部入学者の壁もなく、良好な人間関係が築かれています。行事の企画・運営を生徒主体で行うスタイルが根付いており、自主性や問題解決能力が育まれます。
立命館中学校の入試では、算数の得点差が合否を大きく左右します。受験者平均と合格者平均の差が最も大きい科目であり、計算力だけでなく図形問題や文章題への対応力が求められます。過去問演習を繰り返し、出題パターンに慣れることが重要です。
2教科型・3教科型・4教科型から選べる方式は受験生に有利ですが、自分の得意科目に応じた戦略的な選択が求められます。理科・社会が得意であれば4教科型を選ぶことで、算数の失点を補える可能性があります。
前期A方式では調査書と面接が加わるため、小学校での成績が良好な受験生にとっては有利な入試形式です。面接対策として、志望動機や将来の目標を自分の言葉で伝えられるよう準備しておきましょう。
立命館中学校は、偏差値57.5前後の中堅上位~難関レベルの私立中高一貫校です。立命館大学への安定した内部進学ルートを持ちながら、MSコースを通じて京都大学や医学部への進学も目指せる、柔軟な進路設計が可能な学校です。SSH指定校としての理数教育、充実した施設環境、落ち着いた校風など、6年間の学びの質を重視する家庭にとって有力な選択肢となるでしょう。
入試では算数の出来が合否の鍵を握ります。早めの過去問対策と、科目型の戦略的選択で合格を目指しましょう。最新の入試情報は必ず立命館中学校公式サイトの入試情報ページでご確認ください。