函嶺白百合学園中学校・高等学校は、神奈川県箱根町強羅に位置するカトリックのミッションスクールで、女子校です。中高一貫教育を提供し、幼稚園から小学校、中学校、高等学校までの一貫した教育を行っています。学校の教育理念は、社会に奉仕すること、国や人種を超えた相互理解と愛、そして自己の才能を磨き続ける努力にあります。
函嶺白百合学園では、清潔で華美にならない服装を心掛けること、学生らしい簡素な髪型を保つことが求められます。パーマやカラーリングは禁止されており、全ての学生が学校指定の制服を着用します。
学校へは小田原駅から箱根登山鉄道を利用し、強羅駅で下車、徒歩3分で到着します。遠距離通学者が多く、東京都や静岡県から通学する生徒もいます。
函嶺白百合学園は、全国に複数の姉妹校を持ち、幼稚園から大学までを含む広範な教育ネットワークを形成しています。これには、函館白百合学園や盛岡白百合学園、仙台白百合学園などが含まれます。
マリア寮は、約40名の収容定員を持ち、2人部屋を基本としています。寮生活を通じて、生徒たちは人間性の成長とコミュニケーション能力の向上を図ります。食事面では、旬のものを提供することに力を入れており、元旅館の料理長がシェフとして担当しています。
中学生は最大3時間半、高校生は最大4時間半の学習時間が日常的に確保されています。高校3年生になると、大学受験の準備のために1人部屋になることが多いです。
函嶺白百合学園では、卒業生の94%が4年制大学に進学し、その83%が学校推薦型や総合選抜型入試で進路が決定しています。小人数制の利点を生かし、上智大学や白百合女子大学への進学実績もあります。
函嶺白百合学園は、箱根の大自然を生かした現代的な教育を提供し、礼節を重んじ、実践的な教育で学ぶ楽しさを教えています。興味がある方は、学校見学や相談会に参加してみることをお勧めします。