2026年度(令和8年度)の首都圏中学入試が終了し、難関校の入試結果が出揃いました。本記事では、男女御三家をはじめとする難関校の「実質倍率(受験者数÷合格者数)」を、公式発表ベースで比較します。前年(2025年)からの変化もあわせて確認しましょう。

⚠ 倍率の読み方(重要)
中学入試の「倍率」には2種類あります。
・出願倍率=応募者数 ÷ 募集定員(受験前の数字。併願や欠席を含むため高く出ます)
・実質倍率=受験者数 ÷ 合格者数(入試後の確定値。難易度の実感に近い数字です)
本記事では各データがどちらの倍率かを明記しています。混同しないようご注意ください。

男子難関校の実質倍率(2026年)

学校名 募集 受験者 合格者 実質倍率 前年 確度
開成 300 1,175 442 2.66倍 2.66倍 確定(公式)
麻布 300 720 360 2.00倍 2.17倍 速報(2/6)
武蔵 160 521 184 2.83倍 2.7倍 確定(公式)
駒場東邦 非公表 600 295 2.03倍 – 確定(公式)
筑波大附属駒場 120 539 132 4.08倍 – 確定(公式・二次選考)
早稲田(第1回) 200 749 242 3.10倍 – 確定(公式)
早稲田(第2回) 100 1,003 249 4.03倍 – 確定(公式)

男子御三家は開成2.66倍・麻布2.00倍・武蔵2.83倍。開成は受験者・合格者ともに微増で倍率は前年と同水準、武蔵はやや上昇しました。一方麻布は合格者を360名に増やしたことで倍率が2.17倍→2.00倍に低下しています。最難関の筑波大附属駒場は二次選考で4.08倍と、例年通りの高倍率でした。

女子難関校の実質倍率(2026年)

学校名 募集 受験者 合格者 実質倍率 前年 確度
桜蔭 235 567 287 1.98倍 1.79倍 確定(公式)
女子学院 240 947 329 2.88倍 2.32倍 速報(2/6)
豊島岡女子(3回合計) 240 1,446 470 3.08倍 – 確定(公式)

今年の女子難関校で最も注目すべきは女子学院の倍率上昇(2.32倍→2.88倍)です。これは後述の「サンデーショック」により女子学院が試験日を2月2日へ移動し、桜蔭(2月1日)との併願が可能になったことで出願が急増したためと見られます。桜蔭も1.79倍→1.98倍とやや上昇しました。

共学難関校:渋谷教育学園渋谷

入試回 受験者 合格者 実質倍率 確度
渋谷教育学園渋谷(第1回) 370 115 3.2倍 確定(公式)
渋谷教育学園渋谷(第2回) 642 225 2.9倍 確定(公式)
渋谷教育学園渋谷(第3回) 533 79 6.7倍 確定(公式)

渋谷教育学園渋谷は回が進むごとに倍率が上がり、第3回は6.7倍と高倍率。後半日程ほど合格者を絞る難関校の傾向がよく表れています。

前年比ハイライト

  • 倍率が上がった学校:女子学院(2.32→2.88倍)、桜蔭(1.79→1.98倍)、武蔵(2.7→2.83倍)
  • 倍率が下がった学校:麻布(2.17→2.00倍)
  • 横ばい:開成(2.66倍で変化なし)

なお、聖光学院・海城・渋谷教育学園幕張・雙葉などは出願者数までは判明していますが、受験者数・合格者数が公表されていないため、本記事では実質倍率を「不明」としています(推測値は掲載していません)。

データに関する注記
本記事の数値は、各学校・教育委員会の公式発表および大手塾・模試(首都圏模試センター、四谷大塚、日能研ほか)が公表したデータを基に編集部がまとめたものです。「速報値」は繰上合格などにより今後変動する可能性があります。確認できなかった項目は「不明」と記載し、推測での補完は行っていません。最新かつ正確な数値は必ず各校公式サイトでご確認ください。

主な出典

✨ 志望校選びに迷っていませんか?

AIが偏差値・適性から最適な志望校を診断します。

合格之助(中村先生)
合格之助(中村先生)

中学受験専門塾で長年、受験生と保護者の進路相談を担当している中村です。偏差値・倍率・過去問傾向・学校ごとの出題特徴をもとに、志望校選びをわかりやすくサポートしています。

特に得意なのは、単に偏差値だけで学校を判断するのではなく、
「倍率」「受験者数の推移」「合格可能性」「併願パターン」まで含めて、一人ひとりに合った本当に狙いやすい学校を見つけることです。