大学通信は2026年9月2日、「2026年日東駒専現役進学者数【東京】」を公表した。日本大・東洋大・駒澤大・専修大の4大学へ現役で進学した人数を高校別に集計したもので、東京の248校(私立167校・公立79校・国立2校)が設置者別の表で掲載されている。

本記事は、このうち私立167校の数字を整理した。難関10国立大・早慶上理・MARCHに続く東京版シリーズの4本目で、これで「東京×4大学群」がそろったことになる。結論を先に書くと、東京248校の現役進学者6,363人のうち私立は4,817人。そしてその49.3%が、たった10校の附属・系列校に集中している。附属を除いた157校で見ると進学率は6.1%まで下がり、同じ「日東駒専に強い学校」という言葉がまったく違う意味を持つ。

この表は「合格者数」ではなく「現役進学者数」

読み違えやすい表なので、先に定義を確認しておきたい。大学通信は全国約4,300校を対象に進学状況のアンケートを実施し、回答のあった高校の進学者数を集計している。前提は次の5点である。

  • 全入試枠の合計。一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜・総合型選抜・系列校の内部進学もすべて含む。
  • 現役生のみ。浪人して翌年に進学した卒業生は数に入らない。
  • 2026年7月31日現在の判明分。集計時点で判明していない人数は反映されていない。
  • 空欄は0人とは限らない。未集計・未回答の学校があり、掲載人数より実際の進学者が多い場合がある。
  • 進学率は卒業生に占める割合。卒業生数は高校発表によるもので、定時制・通信制を併設する学校はそれらを除いた全日制の数である。

学校案内やウェブサイトで見かける「日東駒専◯◯名」はほとんどが合格者数で、既卒生を含み、一人が複数学部・複数大学に合格すればその分だけ積み上がる。一方この表は実際に入学した現役生の実数である。記事の後半で、同じ学校の公表値と突き合わせた実例を4校分示す。

東京248校の現役進学者は6,363人 私立が75.7%

掲載された248校を設置者別に合計すると次のようになる。校数でも進学者数でも私立が大きく上回り、進学率は私立11.0%・公立8.1%と2.9ポイントの差がついた。前回集計した神奈川・千葉・埼玉の3県では私立7.9%・公立7.6%とほぼ並んでいたので、東京は私立に偏る度合いが際立つ。

設置者 校数 卒業生数 現役進学者数 進学率
私立 167校 43,860 4,817 11.0%
公立 79校 18,947 1,538 8.1%
国立 2校 483 8 1.7%
合計 248校 63,290 6,363 10.1%

大学別の総計は、日本大3,238人・東洋大1,331人・駒澤大847人・専修大947人。日本大が全体の50.9%を占め、最少の駒澤大とは3.8倍の開きがある。4大学を一括りに「日東駒専」と呼ぶ習慣があるが、東京の進学実績という観点では日本大だけが別格の規模である。

さらに、設置者によって進学先の構成が入れ替わる点が東京の特徴だ。私立の進学者に占める日本大の比率は55.6%だが、公立では36.0%まで下がる。逆に東洋大は私立16.9%に対して公立33.6%で、公立高校では日本大と東洋大がほぼ並ぶ。附属校が私立にしか存在しないことを踏まえると自然な結果だが、「日東駒専に強い公立高校」を探すときは東洋大の数字を見たほうが実態に合う。

大学 私立167校 うち附属10校を除く157校 公立79校
日本大 2,678(55.6%) 1,066(43.7%) 554(36.0%)
東洋大 813(16.9%) 730(29.9%) 516(33.6%)
駒澤大 611(12.7%) 300(12.3%) 236(15.3%)
専修大 715(14.8%) 345(14.1%) 232(15.1%)

進学者数が多い私立20校 上位9校はすべて附属・系列

私立167校を現役進学者数の多い順に並べると、上位9校がすべて日本大・駒澤大・専修大・東洋大のいずれかの附属校または系列校で占められる。10位以下は一気に60人台まで落ちる。

順 高校 卒業生数 現役進学者数 進学率 日本大 東洋大 駒澤大 専修大
1 専修大学附属高等学校 406 363 89.4% - 1 - 362
2 日本大学豊山中学校・高等学校 467 325 69.6% 325 - - -
3 日本大学櫻丘高等学校 470 319 67.9% 315 2 - 2
4 駒澤大学高等学校 494 316 64.0% 6 2 307 1
5 日本大学第一中学校・高等学校 346 255 73.7% 251 2 - 2
6 日本大学鶴ケ丘高等学校 399 247 61.9% 244 2 - 1
7 日本大学第三中学校・高等学校 380 173 45.5% 171 - 1 1
8 日本大学豊山女子中学校・高等学校 259 158 61.0% 157 1 - -
9 日本大学第二中学校・高等学校 437 134 30.7% 130 2 2 -
10 東洋大学京北中学校・高等学校 276 86 31.2% 13 71 1 1
11 日本工業大学駒場中学校・高等学校 520 63 12.1% 39 10 5 9
12 成立学園中学校・高等学校 320 62 19.4% 28 22 8 4
13 淑徳巣鴨中学校・高等学校 365 56 15.3% 17 29 2 8
14 拓殖大学第一高等学校 392 51 13.0% 18 18 8 7
15 安田学園中学校・高等学校 493 51 10.3% 19 15 12 5
16 正則高等学校 261 50 19.2% 19 12 8 11
17 明星中学校・高等学校 400 48 12.0% 15 20 5 8
18 立正大学付属立正中学校・高等学校 373 48 12.9% 21 10 4 13
19 豊島学院高等学校 335 46 13.7% 13 18 7 8
20 目黒学院中学校・高等学校 312 46 14.7% 19 8 8 11

最上位は専修大学附属高等学校で、卒業生406人のうち363人(89.4%)。同校が公表している「令和7年度卒業生 進学状況」でも卒業者数406名・専修大学362名・89.2%と記載されており、大学通信の数字と一致する。さらに同校は「専修大学、学科別推薦入試状況(令和8年度)」として学科別の人数も公開しており、法律学科90名・マーケティング学科72名・ビジネスデザイン学科39名などを合計するとちょうど362名になる。

2位の日本大学豊山中学校・高等学校も同様に照合できる。同校の「進学実績」ページは2025年度卒業生467名・日本大学進学率69.6%・日本大学325名と公表しており、大学通信の467人・325人・69.6%と完全に一致する。学部別の内訳(理工103・法57・経済48・文理31など)を足し上げても325名になる。

附属・系列10校で49.3% 「日東駒専の東京の数字」は附属校の数字

上位を占める10校だけを取り出して合計すると、次のようになる。

区分 校数 卒業生数 現役進学者数 進学率 構成比
附属・系列10校 10校 3,934 2,376 60.4% 49.3%
それ以外の157校 157校 39,926 2,441 6.1% 50.7%
私立167校 167校 43,860 4,817 11.0% 100.0%

10校は私立167校の6.0%にすぎないが、進学者の49.3%を出している。進学率は60.4%と6.1%で、10倍の開きがある。とくに日本大の附属7校は、私立全体の日本大進学者2,678人のうち1,593人(59.5%)を占める。「東京の私立は日東駒専に強い」という印象の大半は、この附属校の内部進学が作っているということになる。

なぜこれほど高い比率になるのか。日本大学第三中学校・高等学校は進路状況のページで「日本大学へは高校3年間の評定や基礎学力到達度テストなどによって、ほとんどの生徒が内部推薦の資格を得ています」と説明している。日本大の附属校は在学中に受ける基礎学力到達度テストと評定で推薦資格が決まる仕組みで、一般入試で外部大学を狙う生徒以外は、進路がそのまま系列大学につながる。

ただし附属校のあいだでも進学率には幅がある。日本大学第一中学校・高等学校の73.7%に対し、日本大学第二中学校は30.7%、日本大学第三は45.5%で、日本大学第二は卒業生437人のうち7割が系列以外へ進んでいる。「日大の附属だから日大に行く」と一括りにはできない。

日本大学豊山女子高等学校・中学校も自校サイトで2025年度卒業生259名・大学進学率96.5%(250名)・日本大学157名(60.6%)と公表しており、大学通信の259人・157人と一致する。

附属を除く157校の上位 進学率10%超は37校

附属・系列を除いた157校で、現役進学者数が多い順に24校を並べる。中学受験で募集を行っている学校には学校ページへのリンクを付けた。

順 高校 卒業生数 現役進学者数 進学率 日本大 東洋大 駒澤大 専修大
1 日本工業大学駒場高等学校 520 63 12.1% 39 10 5 9
2 成立学園中学校・高等学校 320 62 19.4% 28 22 8 4
3 淑徳巣鴨中学校・高等学校 365 56 15.3% 17 29 2 8
4 拓殖大学第一高等学校 392 51 13.0% 18 18 8 7
5 安田学園中学校・高等学校 493 51 10.3% 19 15 12 5
6 正則高等学校 261 50 19.2% 19 12 8 11
7 明星中学校・高等学校 400 48 12.0% 15 20 5 8
8 立正大学付属立正中学校・高等学校 373 48 12.9% 21 10 4 13
9 豊島学院高等学校 335 46 13.7% 13 18 7 8
10 目黒学院中学校・高等学校 312 46 14.7% 19 8 8 11
11 修徳中学校・高等学校 281 45 16.0% 24 14 4 3
12 八王子実践中学校・高等学校 486 45 9.3% 13 14 2 16
13 昭和第一学園高等学校 692 44 6.4% 11 15 6 12
14 杉並学院高等学校 340 44 12.9% 17 13 8 6
15 麹町学園女子中学校・高等学校 158 43 27.2% 2 40 1 -
16 実践学園中学校・高等学校 378 41 10.8% 19 12 4 6
17 郁文館高等学校 281 40 14.2% 13 14 6 7
18 淑徳中学校・高等学校 382 40 10.5% 19 16 3 2
19 京華高等学校 240 37 15.4% 18 10 1 8
20 駒込高等学校 379 36 9.5% 15 10 8 3
21 大東文化大学第一高等学校 334 36 10.8% 9 14 6 7
22 保善高等学校 278 36 12.9% 14 14 4 4
23 帝京中学校・高等学校 386 35 9.1% 17 13 3 2
24 八王子学園八王子中学校・高等学校 545 34 6.2% 21 4 4 5

1校あたりの人数は最大でも63人で、附属校の桁とはまったく違う。それでも40人台・50人台を出している学校は、日本大と東洋大の2大学で進学者の過半を占めるケースが多い。附属を除く157校の内訳は日本大1,066人(43.7%)・東洋大730人(29.9%)・専修大345人(14.1%)・駒澤大300人(12.3%)で、附属を外すと東洋大の存在感が一気に上がる。

進学率で見ると様子が変わる。卒業生150人以上に限った進学率の上位は、麹町学園女子中学校・高等学校27.2%、成立学園19.4%、正則19.2%、獨協中学校16.9%、修徳16.0%、京華15.4%、淑徳巣鴨15.3%、目黒学院14.7%、桜丘14.4%、郁文館14.2%と続く。規模の大きな学校より、1学年200〜350人程度の中堅校のほうが比率は高くなる。

上の24校には入らなかったが、中学受験で募集を行っている学校を進学率の高い順に20校拾ったのが次の表である。1学年150〜350人規模の学校が中心で、進学率はおおむね6〜17%の範囲に収まる。

高校 卒業生数 現役進学者数 進学率 日本大 東洋大 駒澤大 専修大
獨協中学校 189 32 16.9% 12 13 4 3
桜丘中学・高等学校 174 25 14.4% 13 8 1 3
佼成学園中学校・高等学校 250 27 10.8% 12 6 1 8
足立学園中学校・高等学校 291 30 10.3% 15 10 3 2
城西大学附属城西中学校・高等学校 248 25 10.1% 9 9 6 1
明法中学校・高等学校 213 21 9.9% 13 3 2 3
明星学園中学校・高等学校 266 26 9.8% 16 6 - 4
富士見中学校高等学校 224 22 9.8% 5 16 1 -
目白研心中学校・高等学校 259 24 9.3% 7 11 1 5
八雲学園中学校・高等学校 151 14 9.3% 8 1 4 1
文教大学付属中学校・高等学校 292 27 9.2% 11 4 8 4
北里大学附属順天中学校・高等学校 255 23 9.0% 9 11 2 1
駿台学園中学校・高等学校 212 18 8.5% 6 8 2 2
芝国際中学校・高等学校 245 20 8.2% 11 4 1 4
聖徳学園中学・高等学校 216 17 7.9% 10 3 2 2
江戸川女子中学校・高等学校 326 23 7.1% 9 6 7 1
桜美林中学校・高等学校 296 20 6.8% 7 5 2 6
神田女学園中学校・高等学校 141 9 6.4% 5 4 - -
武蔵野大学中学校・高等学校 364 21 5.8% 11 5 3 2
東京立正中学校・高等学校 259 14 5.4% 9 2 2 1

難関校は卒業生の2%前後 「数字が小さい=実績が低い」ではない

中学受験で上位に位置する学校ほど、この表の数字は小さくなる。進学先の中心が国公立大や早慶上理・MARCHにあるためで、日東駒専の欄が1桁でも実績が低いわけではない。

高校 卒業生数 現役進学者数 進学率
開成高等学校 412 1 0.2%
桜蔭中学校・高等学校 218 1 0.5%
駒場東邦中学校・高等学校 228 1 0.4%
雙葉中学校・高等学校 174 1 0.6%
渋谷教育学園渋谷高等学校 200 1 0.5%
女子学院高等学校 215 2 0.9%
海城高等学校 313 3 1.0%
成蹊高等学校 314 3 1.0%
三田国際科学学園高等学校 197 2 1.0%
明治大学付属中野高等学校 404 4 1.0%
東洋英和女学院高等部 186 2 1.1%
広尾学園高等学校 299 4 1.3%
吉祥女子高等学校 232 3 1.3%
豊島岡女子学園高等学校 240 4 1.7%
武蔵高等学校 171 3 1.8%
本郷高等学校 284 5 1.8%
世田谷学園高等学校 203 4 2.0%
國學院大學久我山高等学校 456 9 2.0%
芝高等学校 287 6 2.1%
城北高等学校 330 8 2.4%

開成は卒業生412人で1人(0.2%)、駒場東邦は228人で1人(0.4%)、桜蔭は218人で1人(0.5%)。前回の3県版でも聖光学院228人中1人、中央大学附属横浜344人中1人という数字が出ており、傾向は同じである。志望校を比べるときは、難関10国立大・早慶上理・MARCH・日東駒専の4つの表を並べてどの帯に厚みがあるかを見るほうが実態に近い。

公立79校は8.1% 武蔵丘と狛江が100人超

公立79校の合計は卒業生18,947人・進学者1,538人で8.1%。附属校を持たないぶん私立より低いが、附属を除く私立157校の6.1%と比べると公立のほうが高い。100人を超えたのは都立武蔵丘と都立狛江の2校で、いずれも進学者数は私立の非附属トップ(63人)を上回る。

高校 卒業生数 現役進学者数 進学率 日本大 東洋大 駒澤大 専修大
都立武蔵丘高等学校 306 110 35.9% 34 40 15 21
都立狛江高等学校 317 106 33.4% 35 40 21 10
都立小岩高等学校 341 48 14.1% 23 13 4 8
都立深川高等学校 312 46 14.7% 10 19 6 11
都立江北高等学校 301 43 14.3% 13 26 2 2
都立鷺宮高等学校 258 43 16.7% 11 11 10 11
都立東高等学校 264 43 16.3% 15 15 6 7
都立城東高等学校 311 42 13.5% 12 24 4 2
都立上野高等学校 302 41 13.6% 16 17 7 1
都立松が谷高等学校 352 40 11.4% 12 5 4 19
都立墨田川高等学校 298 39 13.1% 17 13 5 4
都立日野台高等学校 314 39 12.4% 15 15 2 7

一方、都立国立は319人で1人、都立西は307人で1人、都立戸山は304人で5人と、進学指導重点校は私立難関校と同じく1桁にとどまる。国立2校(東京科学大学附属科学技術高等学校5人、東京学芸大学附属高等学校3人)も同様である。

学校公表の「合格者数」と比べると何倍違うか

学校説明会で示される合格者数と、この表の現役進学者数の差を、公表値が確認できた2校で比べる。

東洋大学京北中学校・高等学校は2026年3月卒業生276名(うち中高一貫生108名)について、大学合格実績を学校サイトで公開している。東洋大学は合格130名(うち中高一貫生39名)、日本大学50名、専修大学28名、駒澤大学13名。これに対して大学通信の現役進学者数は東洋大71人・日本大13人・専修大1人・駒澤大1人である。東洋大は合格130に対して進学71で1.8倍にとどまる一方、日本大は50対13で3.8倍、専修大は28対1で28倍の開きがある。系列大学への合格はそのまま進学につながりやすく、それ以外は「合格しても行かない」比率が高い、という構図がはっきり出る。

麹町学園女子中学校・高等学校はさらに極端である。2025年度の大学合格実績で東洋大学44名を公表し、大学通信の現役進学は40人。合格と進学の差がわずか4人しかない。同校は東洋大学との高大連携による「東洋大学グローバルコース」を設けており、2025年度は在籍69名・東洋大学進学38名・進学率55.1%と公表している。卒業生158人のうち43人(27.2%)が日東駒専へ現役進学し、うち40人が東洋大という構成は、このコースの存在で説明がつく。

この2校を見比べると、同じ「合格実績」という言葉でも進学に直結する枠(附属推薦・高大連携の指定枠)か、一般選抜の合格かで中身がまったく違うことがわかる。学校案内の数字を読むときは、その内訳が示されているかを確認したい。

保護者・受験生への影響と対策

この表から、志望校選びに使える判断材料は次の4点である。

  • 「日東駒専に強い」の意味を分けて読む。東京私立の進学者の約半分は附属10校の内部進学で、附属以外の進学率は6.1%。附属校の数字を一般の進学校と並べて比べても意味がない。
  • 附属校を志望するなら内部進学率そのものを見る。同じ日本大の附属でも73.7%から30.7%まで幅がある。学校説明会では「系列大学への推薦資格をどの基準で得るか」「他大学を受験する場合に推薦資格が残るか」を確認したい。
  • 中堅校は4大学の内訳を見る。附属を除くと東洋大の比率が29.9%まで上がる。東洋大への進学が多い学校は高大連携や指定校推薦の枠を持っていることが多く、その枠がコース制と結びついているかが実質的な意味を持つ。
  • 難関校の1桁を悲観しない。開成1人、駒場東邦1人という数字は、進学先の中心が上位の大学帯にあることの裏返しである。4つの大学群の表をセットで見る。

なお、この集計は2026年3月卒業生、つまり2027年度入試を受ける小学6年生が入学したあとに卒業していく学年とは6年ずれている。コース改編や高大連携の新設で数字は動くため、直近1年ではなく3年分の推移で見るのが安全である。東洋大学京北のサイトのように3年分を並記している学校もある。

今後のスケジュール

2027年度入試は、これから出願が本格化する。大学通信の進学実績シリーズと合わせて、次の時期が目安になる。

時期 内容
2026年11〜12月 各校の最終回の入試説明会。附属校は内部進学の基準(基礎学力到達度テスト・評定)が説明される回が多い
2026年12月 帰国生入試の結果発表。2月入試の出願動向に影響する
2027年1月10日〜 埼玉入試開始。1月20日〜千葉入試
2027年2月1日〜 東京・神奈川入試。附属校の多くは2月1日午前・午後に第1回を設定
2027年4月以降 2027年3月卒業生の大学合格実績が各校サイトで順次公開
2027年7〜9月 大学通信が2027年の現役進学者数を公表(今回の集計は7月31日現在の判明分)

よくある質問

日東駒専の進学者数が多い学校は「進学実績が良い学校」ですか

一概には言えない。この表は日本大・東洋大・駒澤大・専修大への現役進学者数だけを集計したもので、国公立大や早慶上理、MARCHへ進んだ生徒は含まれない。東京の上位9校はすべて附属・系列校で、内部進学がそのまま数字になっている。開成が412人中1人、桜蔭が218人中1人と小さいのは、進学先の中心がより上位の大学帯にあるためである。4つの大学群の表を並べて、どの帯に厚みがあるかを見るのが実態に近い。

表に学校名がない場合、進学者はゼロということですか

違う。大学通信は「掲載した人数よりも実際の進学者が多い場合や、一部未集計・未回答の場合があり、空欄は0人とは限らない」と明記している。アンケートに回答していない学校は表に載らない。東京版でも麻布は掲載されていない。掲載の有無は回答の有無であって、実績の有無ではない。

附属校に入れば系列大学に必ず進めますか

学校によって大きく異なる。日本大学第一中学校・高等学校は卒業生346人のうち251人が日本大へ現役進学し73.7%に達する一方、日本大学第二中学校は437人のうち130人で30.7%にとどまる。日本大学第三は進路状況のページで「高校3年間の評定や基礎学力到達度テストなどによって、ほとんどの生徒が内部推薦の資格を得ています」と説明しており、資格を得られるかどうかは在学中の成績に左右される。また資格を得たうえで他大学を受験する生徒も相当数いる。志望校の説明会で、推薦基準と他大学併願の可否をあわせて確認したい。

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出典

最終更新: 2026年11月5日。掲載内容は出典時点の公表情報に基づきます。最新の募集要項は各校公式サイトで必ずご確認ください。

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