大学通信は2026年8月25日、「2026年早慶上理現役進学者数【東京】」を公表した。東京都内の高校を対象に、早稲田大・慶應義塾大・上智大・東京理科大へ現役で進学した人数を学校別にまとめたもので、私立156校・公立57校・国立3校の計216校が掲載されている。

中学受験の記事では「合格者数」が語られることが多いが、この表の数字は合格者数ではなく、実際にその大学へ入学した現役生の数である。同じ学校でも合格者数と進学者数では3倍から6倍の開きが出る。ここでは156校の私立のデータを、中学受験で入れる学校かどうかという観点から整理し、学校が自ら公表している数字との照合も行った。

この数字は何か――「合格者数」ではなく「現役進学者数」

大学通信は全国約4,300校を対象に進学状況のアンケートを行い、回答があった高校の進学者数を集計している。表を読むうえで押さえておきたい前提は次の5点である。

  • 全入試枠の合計。一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜・総合型選抜・系列校の内部進学もすべて含む。
  • 現役生のみ。浪人して翌年に進学した卒業生は入らない。
  • 2026年7月31日現在の判明分。集計時点で判明していない人数は反映されていない。
  • 空欄は0人とは限らない。未集計・未回答の学校があり、掲載人数より実際の進学者が多い場合がある。
  • 進学率は卒業生に占める割合。卒業生数は高校発表によるもので、定時制・通信制を併設する学校はそれらを除いた全日制の数である。

つまり「表に名前がない=実績がない」ではないし、「人数が少ない=進学先として弱い」でもない。とくに後述する系列大学を持つ学校は、生徒の多くが自校の系列大学へ内部進学するため、早慶上理の欄は小さく出る。

東京216校の合計は5,086人 うち私立が74.2%

掲載された216校を設置者別に合計すると次のようになる。私立156校の現役進学者は3,774人で、都内全体の74.2%を占めた。

設置者 校数 卒業生数 現役進学者数 進学率 早稲田大 慶應義塾大 上智大 東京理科大
私立 156校 40,951人 3,774人 9.2% 1,459 1,051 602 662
公立 57校 14,641人 1,192人 8.1% 531 289 164 208
国立 3校 641人 120人 18.7% 43 44 7 26
合計 216校 56,233人 5,086人 9.0% 2,033 1,384 773 896

大学別に見ると、早稲田大は2,033人、慶應義塾大1,384人、東京理科大896人、上智大773人。4大学のなかで早稲田大がもっとも多く、慶應義塾大の約1.5倍にあたる。私立高校の占める割合がもっとも高いのは上智大の77.9%、もっとも低いのは早稲田大の71.8%で、早稲田大は都立高校からの進学者(531人)が他の3大学より目立つ。

進学率は国立3校(筑波大学附属駒場・東京学芸大学附属・東京科学大学附属科学技術)が18.7%と高いが、母数は641人と小さい。私立は9.2%、公立は8.1%で、卒業生に対する割合としては大きな差ではない。差が出るのは学校ごとの中身のほうである。

現役進学者数が多い私立20校

順 高校 卒業生 現役進学者 進学率 早稲田大 慶應義塾大 上智大 東京理科大
1 早稲田中学校・高等学校 316 191 60.4% 179 10 1 1
2 頌栄女子学院 210 83 39.5% 27 44 7 5
3 本郷中学校 284 80 28.2% 53 19 3 5
4 広尾学園 299 76 25.4% 25 25 11 15
5 海城中学校 313 71 22.7% 37 17 5 12
6 淑徳中学校 382 70 18.3% 19 16 21 14
7 吉祥女子 232 69 29.7% 36 21 7 5
8 国学院大学久我山 456 69 15.1% 25 21 13 10
9 攻玉社 228 69 30.3% 35 23 2 9
10 女子学院 215 67 31.2% 33 23 6 5
11 国際基督教大学高等学校 241 66 27.4% 13 25 20 8
12 鴎友学園女子 248 66 26.6% 32 20 7 7
13 城北中学校 330 65 19.7% 27 19 7 12
14 成蹊中学校 314 64 20.4% 16 17 16 15
15 東京都市大学等々力 248 64 25.8% 23 22 8 11
16 芝中学校 287 60 20.9% 30 19 5 6
17 開成中学校 412 58 14.1% 35 16 1 6
18 国学院高等学校 583 57 9.8% 19 12 15 11
19 大妻中学校 269 57 21.2% 18 21 11 7
20 朋優学院高等学校 360 57 15.8% 23 12 10 12

首位は191人の早稲田中学校・高等学校で、2位以下に100人以上の差をつけている。同校は早稲田大学の系属校で、内訳も早稲田大179人と極端に偏っている。2位の頌栄女子学院83人、3位の本郷中学校80人、4位の広尾学園76人、5位の海城中学校71人が続く。

6位の淑徳中学校70人は上智大21人・東京理科大14人と、早慶以外の比重が大きいのが特徴。8位の国学院大学久我山(69人)と18位の国学院高等学校(57人)は同じ学校法人だが別の学校で、後者は併設中学を持たない高校単独校である(後述)。

進学率が高い私立20校――卒業生の3割前後が早慶上理へ

人数は卒業生の多い学校が有利になるため、卒業生に占める割合でも並べ替えておく。母数が小さすぎる学校を除くため、卒業生100人以上に限った。

順 高校 卒業生 現役進学者 進学率 もっとも多い進学先
1 早稲田中学校・高等学校 316 191 60.4% 早稲田大 179人
2 頌栄女子学院 210 83 39.5% 慶應義塾大 44人
3 聖心女子学院 103 39 37.9% 慶應義塾大 19人
4 女子学院 215 67 31.2% 早稲田大 33人
5 雙葉中学校 174 54 31.0% 慶應義塾大 29人
6 攻玉社 228 69 30.3% 早稲田大 35人
7 吉祥女子 232 69 29.7% 早稲田大 36人
8 本郷中学校 284 80 28.2% 早稲田大 53人
9 国際基督教大学高等学校 241 66 27.4% 慶應義塾大 25人
10 東洋英和女学院 186 51 27.4% 慶應義塾大 20人
11 世田谷学園 203 54 26.6% 早稲田大 19人
12 鴎友学園女子 248 66 26.6% 早稲田大 32人
13 白百合学園 155 41 26.5% 慶應義塾大 17人
14 東京都市大学等々力 248 64 25.8% 早稲田大 23人
15 広尾学園 299 76 25.4% 早稲田大 25人
16 東京都市大学付属 225 56 24.9% 早稲田大 23人
17 豊島岡女子学園 240 57 23.8% 早稲田大 25人
18 渋谷教育学園渋谷 200 47 23.5% 早稲田大 28人
19 三田国際学園(現・三田国際科学学園) 197 45 22.8% 慶應義塾大 18人
20 海城中学校 313 71 22.7% 早稲田大 37人

早稲田中学校・高等学校の60.4%は系属校ゆえの数字として別格だが、2位の頌栄女子学院は卒業生210人のうち83人、39.5%が早慶上理へ現役で進んだ。3位の聖心女子学院37.9%、4位の女子学院31.2%、5位の雙葉中学校31.0%と、上位には女子校が並ぶ。20校の内訳は女子校9校・男子校6校(早稲田中学校・高等学校、本郷中学校、攻玉社、世田谷学園、東京都市大学付属、海城中学校)・共学校5校だった。

女子校が上位に多いのは、卒業生数が150〜250人と小規模で、かつ浪人せず現役で進学する生徒の割合が高いことが背景にある。進学率で比べるときは、卒業生数の欄を必ずあわせて見ておきたい。

大学ごとに顔ぶれが入れ替わる

4大学をまとめた合計だけを見ていると、学校ごとの個性が消えてしまう。大学別の上位校を並べると、顔ぶれはかなり入れ替わる。

大学 上位校(現役進学者数)
早稲田大 早稲田中学校・高等学校 179人/本郷中学校 53人/海城中学校 37人/吉祥女子 36人/攻玉社 35人/開成中学校 35人/女子学院 33人/鴎友学園女子 32人
慶應義塾大 頌栄女子学院 44人/雙葉中学校 29人/国際基督教大学高等学校 25人/広尾学園 25人/女子学院 23人/攻玉社 23人/東京都市大学等々力 22人/吉祥女子 21人
上智大 淑徳中学校 21人/国際基督教大学高等学校 20人/成蹊中学校 16人/国学院高等学校 15人/明治学院 15人/聖心女子学院 15人/国学院大学久我山 13人/帝京高等学校 12人
東京理科大 日本大学第二 22人/広尾学園 15人/成蹊中学校 15人/世田谷学園 14人/淑徳中学校 14人/高輪中学校 13人/かえつ有明中学校 12人/城北中学校 12人

早稲田大は系属校の早稲田中学校・高等学校が179人で突出し、以下は本郷中学校53人・海城中学校37人・吉祥女子36人と、男子進学校と女子進学校が交互に並ぶ。慶應義塾大の首位は頌栄女子学院の44人で、早稲田大の上位校とは顔ぶれが大きく異なる。雙葉中学校29人、国際基督教大学高等学校25人、広尾学園25人と、英語教育や帰国生受け入れに厚みのある学校が目立つ。

上智大は淑徳中学校21人、国際基督教大学高等学校20人、成蹊中学校16人、聖心女子学院15人、明治学院15人。カトリック系・ミッション系の学校と、英語重視のコースを持つ学校が上位に来る。東京理科大の首位は日本大学第二の22人で、成蹊中学校15人・広尾学園15人・淑徳中学校14人・世田谷学園14人が続く。理系志望の多い共学校・男子校が並び、早慶の上位校とはほとんど重ならない。

志望校を「早慶上理に強い学校」とひとくくりで探すより、家庭が想定している進路に近い大学の列を見るほうが実態に近い。

合格者数と進学者数は3〜6倍違う

学校が公式サイトで公表しているのは、多くの場合「合格者数」である。1人の生徒が複数学部・複数大学に合格すれば、そのすべてが数えられる。一方この表の数字は、実際に入学した1人を1人として数える。両方を公表している学校で突き合わせると、差の大きさがはっきりする。

学校 大学 学校公表の現役合格 大学通信の現役進学
本郷中学校 早稲田大 167人 53人
慶應義塾大 123人 19人
上智大 26人 3人
東京理科大 188人 5人
4大学計 504人 80人
攻玉社 早稲田大 82人 35人
慶應義塾大 60人 23人
上智大 27人 2人
東京理科大 58人 9人
4大学計 227人 69人
頌栄女子学院 早稲田大 80人 27人
慶應義塾大 91人 44人
上智大 96人 7人
東京理科大 44人 5人
4大学計 311人 83人
広尾学園 早稲田大 92人 25人
慶應義塾大 72人 25人
上智大 83人 11人
東京理科大 116人 15人
4大学計 363人 76人

本郷中学校は2026年の大学合格実績として早稲田大179人(現役167人)・慶應義塾大135人(現役123人)・上智大28人(現役26人)・東京理科大203人(現役188人)を公表している。現役合格の延べ人数は504人だが、現役進学者数は80人。延べ合格者数の6分の1が実際の進学者という計算になる。東京理科大の現役合格188人に対し進学5人という差は、同校の生徒の多くが国公立大や早慶を本命に置き、東京理科大を併願先としていることを示している。

攻玉社は2026年4月22日現在の数字として卒業生228名・早稲田大現役82人・慶應義塾大現役60人・上智大現役27人・東京理科大現役58人を公表しており、現役合格の延べ227人に対して現役進学は69人だった。

照合がもっともきれいに取れるのは頌栄女子学院である。同校は合格者数と進学者数の両方を、現役・既卒を分けて公表している。2026年度の現役進学者数は早稲田大27人・慶應義塾大44人・上智大7人・東京理科大5人で、大学通信の数字と4大学すべてが完全に一致した。同校の上智大は現役合格96人に対して進学7人。帰国生入試で入学した生徒を多く抱え、上智大に併願合格しながら慶應義塾大などへ進む流れが数字に表れている。

学校説明会やパンフレットで示される合格者数を他校と比べるときは、現役か既卒込みか、延べ人数か実人数かを必ず確認したい。進学者数まで公表している学校は多くないが、公表している学校はそれだけ情報開示に積極的だと受け取ってよい。

系列大学を持つ学校は、数字が小さく出る

この表でもっとも誤読されやすいのが、大学の系列校・附属校である。生徒の多くが推薦制度で自校の系列大学へ進むため、早慶上理の欄には少数しか現れない。代表的な学校を並べる。

高校 系列大学 卒業生 早慶上理への現役進学 進学率
早稲田中学校・高等学校 早稲田大学 316 191人 60.4%
青山学院高等部 青山学院大学 395 17人 4.3%
中央大学附属 中央大学 163 4人 2.5%
法政大学高等学校 法政大学 215 13人 6.0%
明治大学付属明治 明治大学 265 11人 4.2%
明治大学付属中野 明治大学 404 14人 3.5%
立教池袋 立教大学 145 10人 6.9%
香蘭女学校 立教大学 168 10人 6.0%
日本大学第一 日本大学 346 11人 3.2%
駒澤大学高等学校 駒澤大学 494 21人 4.3%
専修大学附属高等学校 専修大学 406 2人 0.5%
東洋高等学校 東洋大学 244 12人 4.9%

同じ系列校でも、早稲田中学校・高等学校だけが60.4%と突出している。これは早稲田大学への推薦が「全員」ではないためである。同校が公表している推薦入学制度のデータによれば、2026年度の推薦定員は167名に対し、実際の推薦入学者は155名(政治経済20・法13・文化構想11・文6・教育20・商15・基幹理工15・創造理工14・先進理工16・社会科学15・人間科学7・スポーツ科学3)。卒業生316名のうち半数弱が推薦で早稲田大学へ進み、残りは他大学を受験する。大学通信の早稲田大179人との差24人は、推薦以外の経路で早稲田大学へ進んだ生徒と考えられる。

一方、青山学院高等部は卒業生395人に対して早慶上理が17人(4.3%)、専修大学附属高等学校は406人に対して2人(0.5%)。これは進学実績が弱いのではなく、生徒の大半が系列大学へ内部進学しているからである。立教大学への推薦枠を持つ香蘭女学校が10人(6.0%)にとどまるのも同じ理由だ。系列校を志望校に入れている家庭は、この表ではなく「系列大学への推薦枠と内部進学率」を各校公式で確認すべきである。

156校のうち24校は高校からしか入れない

掲載された私立156校は「都内の私立高校」であり、中学受験の対象とは一致しない。一般財団法人 東京私立中学高等学校協会の「会員校一覧 中学校」(186校)と照合すると、156校のうち24校には併設の中学校がなく、高校からの入学となる。さらに1校(後述の「明治学院」)は表記だけでは学校を特定できない。残る131校には同名の中学校があり、この131校で私立全体の進学者3,774人のうち3,391人(89.8%)を占めている。

高校(併設中学なし) 卒業生 早慶上理への現役進学
国際基督教大学高等学校 241 66人
国学院高等学校 583 57人
朋優学院高等学校 360 57人
錦城高等学校 456 31人
日本大学鶴ケ丘高等学校 399 22人
駒澤大学高等学校 494 21人
拓殖大学第一高等学校 392 18人
関東国際高等学校 391 14人
東洋高等学校 244 12人
日本大学櫻丘高等学校 470 10人
豊島学院高等学校 335 9人
東亜学園高等学校 239 6人
杉並学院高等学校 340 5人
自由ケ丘学園高等学校 536 4人
昭和第一学園高等学校 692 4人
駒場学園高等学校 363 3人
NHK学園高等学校 1071 2人
錦城学園高等学校 247 2人
専修大学附属高等学校 406 2人
大成高等学校 383 2人
白梅学園高等学校 252 2人
大東文化大学第一高等学校 334 1人
大森学園高等学校 242 1人
保善高等学校 278 1人

この24校の合計は352人。人数の上位に入っていた国際基督教大学高等学校(66人)・国学院高等学校(57人)・朋優学院高等学校(57人)は、いずれも高校からの入学である。國學院高等学校は公式サイトで「高校単独校で、併設の中学校はありません」と明記している。

表記だけで判断できないのが上智大15人の「明治学院」(卒業生304人・早慶上理31人)である。都内には明治学院高等学校(港区)と明治学院東村山高等学校(東村山市)があり、明治学院中学校は後者と一体で運営されている。表の表記は「明治学院」のみで、どちらの卒業生かは特定できない。この数字を志望校選びに使うなら、学校名を確定したうえで各校公式の進学実績ページを確認したい。

なお白梅学園高等学校については、同じ学校法人に白梅学園清修中学校(中高一貫部)があるが、表に掲載されている白梅学園高等学校は高校募集の課程であり、中学受験からの進学先とは別の枠組みになる。学校法人名が同じでも、中学からの一貫コースと高校募集のコースで進学実績が分かれている学校はほかにもあるため、志望校の実績を見るときは「どの課程の卒業生か」まで確認しておきたい。

保護者・受験生はこの表をどう使うか

11月に入り、2027年度入試の出願が近づいている。この時期にこの種のデータを見る目的は、志望校の最終確認である。使い方として現実的なのは次の3つだろう。

1. 併願校の「出口」を人数で比べる

偏差値が近い併願候補が複数ある場合、合格者数ではなく進学者数で比べると差がはっきりする。たとえば卒業生が200人台で早慶上理への現役進学が50人を超える学校(攻玉社69人・女子学院67人・鴎友学園女子66人・東京都市大学等々力64人・東京都市大学付属56人・世田谷学園54人・雙葉中学校54人)は、卒業生の4人に1人前後が4大学のいずれかへ現役で進んでいる計算になる。

2. 大学名を1つに絞って列を見る

「早慶上理」はあくまで4大学の束である。家庭の志望が理系寄りなら東京理科大の列、語学・国際系なら上智大の列を見たほうが、学校のカリキュラムとの相性が読み取れる。東京理科大の上位に日本大学第二・成蹊中学校・広尾学園・世田谷学園・高輪中学校・海城中学校・かえつ有明中学校・駒込中学校が並ぶのは、理系コースや実験・探究の時間を厚く取っている学校が多いことと無関係ではない。

3. 系列校は別の指標で見る

青山学院高等部・中央大学附属・法政大学高等学校・明治大学付属明治・立教池袋のような系列校は、この表では評価できない。各校が公表する「系列大学への推薦枠数」「内部進学率」「他大学受験の可否」を確認するほうが実態に合う。系列大学への進学を前提にするのか、他大学受験も視野に入れるのかで、同じ学校でも6年間の過ごし方が変わる。

今後のスケジュール

大学通信は同じ調査をもとに、地域別・大学群別の記事を順次公開している。東京版については難関10国立大・早慶上理に続き、MARCH・日東駒専の現役進学者数も公開済みで、関東(東京を除く)版・関関同立版も出ている。2027年の実績(2027年3月卒業生)は、例年どおりであれば2027年7月末時点の集計をもとに同年8月以降の公表となる見込みである。

中学受験の当面の日程は次のとおり。

時期 内容
2026年11月 2027年度の募集要項が出そろう時期。学校説明会・個別相談会も最終盤
2026年12月 埼玉県の学校を中心に出願受付が始まる
2027年1月10日ごろ〜 埼玉県の私立中学入試が解禁
2027年1月20日ごろ〜 千葉県の私立中学入試が解禁
2027年2月1日〜 東京都・神奈川県の私立中学入試が解禁
2027年8月ごろ 2027年の現役進学者数(2027年3月卒業生)の公表が見込まれる

出願期間と締切時刻、合格発表の方法は学校ごとに異なる。本記事で取り上げた学校の募集要項は、いずれも各校公式サイトで公開されている。

よくある質問

Q. 「現役進学者数」と「合格者数」はどちらを見ればよいですか

A. 学校の実力を比べるなら現役進学者数のほうが実態に近い。合格者数は1人が複数学部に合格すればその分だけ増える延べ人数で、既卒(浪人)生を含む学校も多い。本郷中学校の例では、早慶上理の現役合格が延べ504人に対し現役進学は80人だった。ただし進学者数を公表している学校は少ないため、学校公式の合格者数を見るときは「現役か既卒込みか」「延べか実人数か」を確認するとよい。

Q. 表に載っていない学校は実績が悪いということですか

A. そうではない。大学通信の調査はアンケートに基づくため、未回答・未集計の学校は掲載されない。表の注記にも「掲載した人数よりも実際の進学者が多い場合や、一部未集計・未回答の場合があり、空欄は0人とは限らない」と明記されている。気になる学校が載っていない場合は、その学校の公式サイトの進学実績ページを直接確認してほしい。

Q. 大学の附属校は早慶上理の人数が少ないですが、避けたほうがよいのですか

A. 人数が少ないのは、生徒の多くが系列大学へ内部進学しているためで、学力の問題ではない。青山学院高等部は卒業生395人に対して早慶上理17人だが、これは大半が青山学院大学へ進むからである。系列校を検討する場合は、系列大学への推薦枠数・内部進学率・他大学受験の可否を各校公式で確認したうえで、系列大学に進みたい学部があるかどうかで判断するのが現実的である。

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出典

最終更新: 2026年11月1日。掲載内容は出典時点の公表情報に基づきます。最新の募集要項は各校公式サイトで必ずご確認ください。

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